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読み聞かせの絵本『とんとん とめてくださいな』

子供が寝るときに読んであげる本で、子供の意見は完全に無視して、僕が好きな絵本2冊目です…。
作品名『とんとん とめてくださいな』
文:こいでたんさん
絵:こいでやすこさん

 

『三びきのねずみが、ハイキングにでかけたかえりに、みちにまよってしまいました…』
日はどっぷり暮れ、霧も出て来た森の中。明かりがついた山小屋を見つけ、三びきのねずみは避難します。『とんとん とめてくださいな!』と声をかけるも家主は不在、無断で明るく暖かい部屋のベッドに潜り込みます。その後も、道に迷った同じ境遇のウサギやたぬきが訪れます。今さっき外で黒い大きな影を見た!と、怖く不安な面持ちで家主を待ちます。そして、ノックもせずに部屋に入って来る、黒くて大きな家主の登場で、ねずみたちの恐怖は最高潮に…。
絵本『とんとん とめてくださいな』の素晴らしい点は、全ページに渡る細部の模写にあります。ベッドヘッドの熊の装飾や、本棚の書籍『はちのいろいろ』や、棚のハチミツの壷、新巻シャケ、椅子の上の『きこりニュース』や、壁におかれたのこぎりなどなど、後半に登場する家主の手がかりが描かれていたり、本を読みながら色々と想像する事ができる楽しさがあります。
また、最初に迷い込んできたねずみ三兄弟の、赤帽子のねずみのキャラクターは最高です。へたりこみ地図も見ないで、家に入るなり暖をとり、ベッドでは誰よりも早く寝込み、優しい家主で安心すると、家主の膝上でスープをすすります。ラストシーンで、家主を含め全員でベッドで寝るのですが、一人夜食をとる姿も描かれています。誰も主人公ではないのですが、一人だけキャラを立てることで楽しさ倍増です。

 


この絵本の舞台は、壁に貼られた地図「きりふりやまちず」から、奈良県台高山脈の霧降山と思われます。ちなみにうちの娘は、なかなか正体を現さない、黒い影の恐怖に耐えられないようで、ほっとできる最後まで読めた事がありません。残念です…。