有料版のChatGPT-4を無料で使う方法

ChatGPT-3.5は2022年11月に公開、ChatGPT-4は2023年2月に公開された最新版です。ChatGPT-3.5は1750億個のパラメーターを持っていますが、ChatGPT-4は1兆個のパラメーターを持っており、より複雑なタスクや正確な回答ができるようになりました。

また、ChatGPT-4はテキストだけでなく画像などの情報を正確に把握し、画像の内容を文章で説明や分析ができるようになりました。さらに26種類の言語や論理的な推論などにも対応し、長いテキストや会話を扱うことができるようになり、文脈に応じた関連性の高い回答を生成することができます。これらの進化により事実や論理の誤りを減らし、不適切だったり有害な内容を生成することを防ぎ、高い精度と安全性を実現しています。2023年6月現在、有料版ChatGPT-4は人工知能の会話技術の最先端と言えるでしょう。

ChatGPTが得意とするタスクの一例：

質問応答：質問に対して正確な回答を提供できます。
コンテンツ作成：ブログ記事や記事、ソーシャルメディアのキャプションなどのコンテンツを生成できます。
画像生成：欲しいイメージを伝えると画像を生成することができます。*この記事のロボットのイラストはAIに描いてもらいました。
言語翻訳：テキストを一つの言語から別の言語に翻訳できます。
テキスト要約：長いテキストを短く要約できます。
チュータリングと教育：様々な科目について個別の指導や教育サポートを提供できます。
コーディングヘルプ：プログラマーにコードの提案やデバッグや説明を提供できます。
クリエイティブライティング：物語や詩などのクリエイティブな作品に協力したり、アイデアやフィードバックを提供できます。
意思決定支援：情報や利点や欠点や代替案を提供して、ユーザーの意思決定を支援できます。
旅行計画：旅行のおすすめや行程計画やお得な情報を提供できます。
メンタルヘルスサポート：ストレスや不安や他のメンタルヘルスの問題に対して聞き役や提案を提供できます。

これらはChatGPTの一部の応用例ですが、他にもたくさんあります。ChatGPTは、テキストデータを学習して、様々な話題や文体に対応できるようになりました。ChatGPTは、人工知能の未来を形づくる技術だと言えるでしょう。以下の画像もAIにイメージを伝えて描いてもらった3Dイメージです。

先にも書きましたが、ChatGPT-4はOpenAIが開発した最新の言語モデルで、通常はChatGPT Plusという有料のサブスクリプションプランでしか提供されておらず毎月20ドルを払わなければなりません。しかし、いくつか無料でChatGPT-4を使う方法もありますが、今回は一番簡単な方法をご紹介します。

Bingを使ってChatGPT-4を活用するのが一番簡単。

BingはMicrosoftが提供するインターネット検索サービスですが、チャットモードではChatGPT-4を使うことが可能です。これはMicrosoftがOpenAIと提携しており、Bingの検索エンジンにChatGPT-4を統合したため無料で公開しています。Bing AI Chatの1日の利用回数は、120回まで、1回のチャットセッションでは10回まで質問することができます。このような制限はあるものの、十分にChatGPT-4を体験することが可能です。Microsoft Edgeブラウザをインストールして、Bingの公式サイトにアクセスします。そこで「チャット」をクリックすると、ChatGPT-4と会話できます。Microsoftアカウントが必要になるので、新規作成するか、持っている方はログインをしましょう。

BingでChatGPT-4を無料で使うには、以下の手順で行います。

●Microsoft Edgeブラウザをインストールする：
Bing AI Chatは、Microsoft Edgeブラウザでのみ利用できる機能です。Microsoft Edgeブラウザをまだお持ちでない場合は、ダウンロードしてインストールしてください。
●Bingの公式サイトにアクセスする：
Microsoft EdgeブラウザでBingの公式サイトにアクセスしてください。
●チャットをクリックする：
Bingのトップページの左上にある「チャット」をクリックすると、Bing AI Chatが起動します。Bing AI Chatは、ChatGPT-4とBingのデータを組み合わせて、リアルタイムの情報に基づいた回答を生成します。
●質問を入力する：
Bing AI Chatに話しかけたい内容を入力してください。26種類の言語に対応しているので、該当する言語であれば話しかけることができます。これも最新版の優れた機能です。

ChatGPTの規制については、各国で様々な動きがあります。著作権、仕事を奪われる、文化の喪失、個人情報の保護や情報流出のリスクなどに対する懸念から、規制案や認証制度などの検討が始まっています。アメリカ意識調査では、国民の過半数がAI規制に賛成しています。イタリアでは、個人情報の保護に関する法律に違反している疑いがあるとして、一時的に使用を禁止すると発表しました。開発したアメリカのベンチャー企業「オープンAI」に対して、具体的な改善策を講じるよう指示しました。日本では、高市科学技術担当大臣は「ChatGPT」について「より多くの情報を効率的に利用できる大きな可能性があり、現時点で直ちに使用禁止にするなどの規制を行うつもりはない」と述べました。しかし「技術情報の流出などの可能性もあり、一定の懸念が指摘されている」として、検討体制を強化する方針を示しました。

ChatGPTは、質問を入力すると、まるで人間が書いたかのような自然な文章を作成できるAIです。さまざまな用途で利用が急速に広がっていますが、同時にAIがもたらすリスクについても関心を持つことが大切に思います。何はともあれ、まずは使ってみましょう！

リンク
Open AI –Introducing ChatGPT–
Microsoft Microsoft Edge
Microsoft Microsoft Bing