俺の銀座。

銀座はお好きですか？

大人の街、銀座。子供の頃によく父に連れられ出かけた街で、大きなステーキを食べたり老舗のインド料理店に連れてってもらった事は、今でも鮮明に覚えています。父は歩きがとても早く、歩行者天国では父を追いかけるのに必死だったのもいい思い出になっています。当時、父は赤坂で仕事していたこともあり、『銀座は俺の庭だ』とよく言ってました…。そんな父も今では隠居生活ということで、今日は息子のわたくしが俺の銀座をご案内したいと思います。

銀座の魅力は人それぞれだと思うのですが、僕は古いものと新しいものが上手に融合している銀座が好きで、新しいのに懐かしかったり、古いのに新しかったりする銀座が好きです。マクドナルドもスターバックスも1号店は銀座から。今回はよくいくお店をご案内いたしましょう。

前置きが長くなったのですが、1枚目の写真は銀座並木通りの空也のもなかです。東京に数あるもなかのお店ですが、空也のもなかは大層な人気でなかなか買うことができません。看板商品の空也最中は、電話予約販売だけで2週間待ちは当たり前。お店の入り口に予約状況カレンダーがあるので、隙を狙ってオーダーするのが常なのですが、たまにあるキャンセル品を即購入できる場合もあるので、日々日々店員さんに確認してみてください。

次にご紹介するのは、これまた名店が集まる木挽町（こびきちょう）通りにある、文明堂カフェ 東銀座店です。銀座4丁目から海に向かい東銀座方向へ歩いていくと、左手にGINZA歌舞伎座があり、木挽町通りを挟んで銀座文明堂・文明堂カフェ 東銀座店はあります。東銀座店限定で販売されている、隈取（くまどり）が書かれた歌舞伎カステラと歌舞伎どら焼き歌舞伎三笠山は、ローカルへのお土産に最適です！

こちらも文明堂の並びにある銀座で200年以上の歴史があるMATSUZAKI SHOTEN by 銀座松崎煎餅さんです。文明堂の店員さんに教えてもらったお煎餅の老舗さんで、銀座にあった本店が移転してきたそうです。このお店のお気に入りは、私の祖母である北沢の婆ちゃんが好きだったものと同じ形をしたピーナッツ煎餅。買ってすぐに開封し、かじりながら銀座を散歩しています。

木挽町通りをさらに松屋通り方面へ進むとあるのが、銀座白金（プラチナ）やです。ネーミングが洒落てますよねぇ。白金や名物のいなり寿司はとても小ぶりで、舞台化粧を落とさずに一口でポンと食べれる様に作られています。また、いなりには焼き目が付いていて、お揚げを焼いて食べると香ばしく美味しくなる事から＝“焼くが旨くなる＝役が上手くなる” という験担ぎが込められているそうです。知らなかった…。

最後にご紹介するのが、松屋通りを過ぎた一つ目、銀座マロニエ通りにあるこれまた老舗のすき焼・割烹 銀座 吉澤さんです。吉澤さんのランチメニューすき焼鍋御膳は、リーズナブルでおすすめです。地上の入り口で靴を脱いで地下へ誘導されたのですが、何ともいえない昭和のムード漂う料理屋さんです。ぜひお試しください。

ということで、俺の銀座vol.1いかがだったでしょうか？今日の一コマ、というコンセプトで始めたのですが、銀座愛が強く出て長くなってしまいました。最後までお読みいただいた皆様、ありがとうございました。